象々の素敵な日記 古本屋の日記

古本屋の日記

天使

御堂筋のビームスの前に車を止めて曇り空を眺める。冬枯れの銀杏並木。南向き灰色の空に飛行機は飛んでおりません。 青になると人は横断歩道を渡り、赤にな...

古本屋の日記 2015年2月17日

ca va?

ほんの些細なことで、今日一日予定していたことがパーになる。 たこ焼き食ってビールを飲む。大型書店で何冊か本を買う。それから、流れでどっかをブラブラ飲...

古本屋の日記 2015年2月15日

今日は

朝。 ビルとビルの間の青空をすうっと飛行機が飛んで行くの見て足を止めるのはよいことだと思う。そうしてなぜか、街の中で突然人が消滅する可能性について考...

古本屋の日記 2015年2月13日

さらさらと(イメージのトレーニング)。。

`永遠`というもののごく小さな綻びからさらさらと何が粒子のようなものが落ちてゆく。なんにもないどこでもない空間をどこまでもどこまでもさらさらと落ちて...

古本屋の日記 2015年2月12日

ててて終了。

さて、想像以上に有意義な出会いの多かった「ててて」の片付け、搬出作業に思ったよりも時間をとられ、結局その夜も東京泊。昨日かねてより念願であった靖国神...

古本屋の日記 2015年2月8日

雨、アキバ。

わしがおっても商品説明できへんし(…できてもわしみたいなおっさんが語っても説得力ないし…)。 というわけで、昨日見本市を抜け出して秋葉原。聖地ラジ...

古本屋の日記 2015年2月5日

ててて準備。

さて今日は「ててて」の搬入、展示作業。一生懸命手伝ったつもりですが、まあ、出が`古本屋`なもんで、あんまり役に立てなかったかもしれません。何度か叱ら...

古本屋の日記 2015年2月3日

日本の中心のちょっと外れでうぇーと叫ぶ。

休み休み、ちゅっちゃな車を転がして、ようやく東京着。あんまり運転しなれないので、思ったよりも疲れる。東京の辺鄙な場所のホテル近くの大阪とあまり変わら...

古本屋の日記 2015年2月2日

「ててて」準備。ロース、ロートナー。。

さて、明日から「ててて」に参加のため東京。今日は半日スワッチ作りのお手伝い。なんか商品の説明がつらつら書いてある紙に生地の見本を貼付けてゆく単純作業...

古本屋の日記 2015年2月1日

マラルメ2冊。そのほかの、一日、の、断片、

いよいよ、あの20世紀の独裁者のように、焼け跡から拾いだした本や紙紙に対しての`最終的解決`を図らなければならない。いつまでもそのままにしておけない...

古本屋の日記 2015年1月31日

しのごのあさあめ

目覚めて、さて、今日も、生きなくてはならない。あるいは生きなくてもよいかもしれないけれど、その可能性に蹴つまずいて立ち止まりそのことについての問いを...

古本屋の日記 2015年1月26日

デュラス、ショオブ、ジャンケレヴィッチ、デリダ。。

朝掃除。久しぶりに部屋の雨戸を開ける。星田の澄んだ空気を部屋に入れる。 仕事が捗らないので日曜日にも事務所へ出勤そんでゴロゴロ。 デュラス、ショオブ...

古本屋の日記 2015年1月25日

原書をあなたに。。

どのくらいアップできるかはわかりませんが、勉強熱心なお客様がきっとどこかにいると仮定して、少しづつ文学哲学などの原書をアップしてゆきたいと思います。...

古本屋の日記 2015年1月24日

ムーンウォーカー。アルコール。

一日諸々整理。 `断らず`の掟に従って西へ東へ買取にまわるも果たしてその成果はどうであるのかじっと手を見る。 前にも後ろにも進めないムーンウォークの...

古本屋の日記 2015年1月23日

クレモニーニ、クレリチ、フィニ、ラ・トゥール。。

ラ・トゥールの絵を前にした時の心の安らぎは何でしょうか。人の内部はほとんど闇のモノに由来していて、ろうそくの灯りによってさらに深さを増すこの夜の中に...

古本屋の日記 2015年1月21日

美術書を買う。瓦町点景。。

二十日会。 最近どんな本を買えばいいのかもひとつピントが絞れていませんでしたが、今日の市場で、ベタと云えばベタ、筋がよいと云えば筋がよい、そんな洋書...

古本屋の日記 2015年1月19日

リノリウムの白い廊下を父と歩く。

きのう、病院の廊下で父が小さく呟いたなにげない言葉が、耳の奥底よりももっと深い聴覚の最深部にゆっくりと降りてきて、そこにひっそりと居場所を定め消える...

古本屋の日記 2015年1月18日

フジカワ画廊のビル、の5階の象々で、

雨。霙まじり。午前中は家の用事で多忙。 午後、閉じこもって少し建築書をアップする。 白井晟一、西澤文隆、谷口吉郎、石井修など。 そろそろ仕事に飽き...

古本屋の日記 2015年1月15日

黒星

昨日新興会。方々で買い取った荷物を出品するも戦績振るわず。じっと自分の本を見る。自分の頭の中を見る。手を見る。 星田駅前の番付表「勢」は黒。

古本屋の日記 2015年1月13日

遅れて知ること。

明日供田さんの命日。も兄に誘われお線香をあげにゆく。とても穏やかで優しい表情の遺影になにかはっとして、自分が見落としていたものに今更ながら気づかされ...

古本屋の日記 2015年1月11日