象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

ててて終了。

さて、想像以上に有意義な出会いの多かった「ててて」の片付け、搬出作業に思ったよりも時間をとられ、結局その夜も東京泊。昨日かねてより念願であった靖国神社に参拝する。特になんにもないのに`右の人`や警察の車両が多く目につく一種独特の緊張感あふれる空間でしたが、わたしもいつもよりもきっちりスキンヘッドを剃り上げ軍モンのコートのボタンをぴしっとしめておりましたので、あるいはその緊張感を醸し出すなにものかとそんなにかけ離れた感じ?はしなかったかもしれません??お賽銭をいつもよりもはずんで厳かに参拝。その後遊就館の見学。思うところはいろいろありますが、まあ、ここでは触れずにおきましょう。靖国の、まだ花の咲かない桜の木々を眺めながら、奥泉光の小説の中で今だ幻の進軍を続ける日本兵の怒りと愛惜の情が入り交じった激しい独白を思い出す。その小説のかで象徴的に登場する`十五糎榴弾砲``国体の精華`を見れたのはよかったです。

 

夕暮れ、久しぶり湘南の海沿いの道をドライブ。小田原から恐る恐る箱根越え、三島でようやく高速道路にのる。

眠い。このままスピードを上げてゆきなんかの光の粒子にみたいになって身体が少しづつ崩壊してゆけばよいのに、と思う。

古本屋の日記 2015年2月8日