象々の素敵な日記 古本屋の日記

古本屋の日記

鬱々としたウツボ、とつぶやく。

アルブレヒト・デューラーの有名な銅版画のように憂鬱である、と、頬杖をついて書きたいところでですが、実際のところは毛布にくるまり国会中継をぼんやり眺め...

古本屋の日記 2012年3月26日

ご先祖様に手を合わせる。

昨日は正午ごろから深夜1時くらいまでぶっ続けで飲みましたがね。タクシー代がなかったので夜中に松屋町筋をてくてくと一人で歩いているとぺたぺたギイギイ変...

古本屋の日記 2012年3月25日

春を感じる。

雨の中に暖かさを見つける。もう、冬ではないのだなと思い、伸びをする。 市場では何も買わず、少しだけ、売る。 もらったお金をポケットに入れて歩く。 パ...

古本屋の日記 2012年3月23日

髑髏の玉座に座せるガネーシャ又は戴冠せる象の王

(古いジャワの民俗誌より)   アラユル障害ヲ払イノケ商売ヲ守護スルモノ 学問ヲ授ケルモノ 我ガ王ノ中ノ王 神ノ中ノ神 ヲ 祀 ル 。

髑髏の玉座に座せるガネーシャ又は戴冠せる象の王
古本屋の日記 2012年3月22日

晴れ。でもまだ寒い。

ではどうすればわたしは正しくあれるのか、なんて考えてみても、結局は解らない。わたしはわたしの貧しさを知る。ただそれだけしかできない。自分を許さない、...

古本屋の日記 2012年3月21日

人には手をさしのべよ

とは云うものの、簡単には手をさしのべる事が出来ないのは、これは、誰しも、同じ事だとは思うのですが……。自分と云うものの壁を乗り越えて、向こう側にいる...

古本屋の日記 2012年3月20日

売れなさそうな詩集を買う。

言葉ニハ無言ヲ 無言ニハ言葉ヲ 〜菅谷規矩雄詩集1960−1969の巻頭に書かれた識語〜   売れる売れないよりもただ自分が欲しくて入札するというこ...

古本屋の日記 2012年3月19日

大きな、結婚式に参加する。

今日は、わたしと玄さんの小さな結婚パーティを思い出して、少しせつなくなったのです。ですが、ね。あんなに暖かいお祝いをしてくれた友人たちに、今更ながら...

古本屋の日記 2012年3月18日

象々こけし学校〜その4

わたしのインナースペースがあんまり晴れ渡っているので、今日のような雨模様の日でもわたしだけは濡れないのではないかと思って傘をささずに歩いてみたら、や...

象々こけし学校〜その4
古本屋の日記 2012年3月17日

躁だ、躁だ。

どうも最近日記を書く事に力が入らないなあと思っていたら、わたしのなかにいつもうっすらと立ちこめている暗い湿潤な霧がすっかり晴れていることに、今日、い...

躁だ、躁だ。
古本屋の日記 2012年3月16日

萩のお酒を頂く。

お客様よりお酒を2本頂く。「大吟醸長陽福娘」と「吟醸萩毛利」。人並みに花粉症になったらしいのはいいけれど、一日中目も鼻もぐじゅぐじゅで、まったく何も...

萩のお酒を頂く。
古本屋の日記 2012年3月15日

変った雛人形と宝船の摺りものを買う。

とても遊び心のある雛人形のセットと宝船の摺りものを買わせていただきました。ありがとうございます。どうも、最近、調子が悪いと思っていたら、風邪ではなく...

古本屋の日記 2012年3月14日

大人の仕事。

先輩古本屋の、お店の、片付け。これは、大人の仕事だと思う。うん。うん。仕事の最中から飲んでるからね、いま、うん、うん、としか、云えない。

古本屋の日記 2012年3月13日

珍しく……。

いま、朝の五時過ぎですか……。お手洗いに行って、何かが欠けていると思ったら、珍しく、この日記の存在自体を失念して、なにも書かずに眠ってしまったことに...

古本屋の日記 2012年3月12日

黙祷。

「いぎろ!ばんざい、ばんざい!」 ー孫を助けて自らは波に呑まれてしまったおばあさんの最後の声ー   能天気なこの日記も、今日を素知らぬ顔で通り過ぎる...

古本屋の日記 2012年3月11日

織田作之助賞とわたし、

といっても、わたしと玄さんが私達なりの「夫婦善哉」を生きていると云う以外には何の繋がりも無いのですが、ひょんなことから授賞式へ招待されましたので、ふ...

古本屋の日記 2012年3月10日

船に乗る。

メラちゃんとフルカワと、小さな船で鳥羽の海を渡る。ほんとうはもっと遠くへ行ってみたいけれど、ほんとうに遠いところはあまりにも遠いので、日常を逸脱しな...

古本屋の日記 2012年3月8日

お伊勢参り

さて、今日は、というか今日と明日は、新興会という市場のグループ旅行でございますので、毎度毎度の、おかしな文章は、お休みです。伊勢方面へということです...

古本屋の日記 2012年3月7日

オディロン・ルドンの夜。

ほの明るい夜の闇に浮かぶ目玉の気球や暗い水の上を跳ねる奇妙で少し滑稽な蜘蛛、に似た黒い生き物。死の鐘を揺らす虚ろなマスク……多くの、夜の住人たち……...

オディロン・ルドンの夜。
古本屋の日記 2012年3月6日

チキンカリー。

雨の市場。どうも、あかん。なんか空回りしてる気分。かんからりとわたしの耳鳴り。売り買いとも、低調。本を見ても、なんやつまらん。わしは、今からカリーラ...

古本屋の日記 2012年3月5日