象々の素敵な日記 古本屋の日記

古本屋の日記

ストーブ。

少し寒くなってまいりました。ーー。朝から近代資料会への出品準備、キルソンで昼飯、ビール、焼酎、それから古典会、荷物多し。ーー。古い本を眺めつづけ近視...

古本屋の日記 2012年10月26日

お気に入り。

宮小路康文の大幅、大悟の二文字。虫喰いが多く売り物にはなりそうにありませんが、のびやかで、なにかユーモアさえ感じさせる書体が気に入っております。小さ...

お気に入り。
古本屋の日記 2012年10月25日

古本屋と居酒屋。

古本屋は、一般的な道徳観に照らし合わせてみれば、やっぱり、行儀が悪いような気がしますが、そもそも、一般的な道徳観を妄信した行動こそが古本屋からすれば...

古本屋の日記 2012年10月24日

酒と古本屋と。

酒で死んだ古本屋の話を聞く。近頃は真面目な人が多いから、ね、そんな人も居なくなりましたが……。本を売って、飲んで、本を売って、家族を養って、そんで酒...

古本屋の日記 2012年10月23日

古本屋と本。

暇な時に古本屋は自分が現実の社会の中で商いをしていることを忘れたようにして自分のお店の本棚を読み進んでゆく。まるで世界には自分一人だけしかいないよう...

古本屋の日記 2012年10月22日

園子温、「希望の国」を、観る。

いま、まだ、目の前にある現実として続いているあの震災、あの原発事故を、ほんとうにストレートに、真っ正面から映画化するのは非常な冒険である、と思う。下...

古本屋の日記 2012年10月20日

悪口を云われても平気ですが……。

今日は、秋に読む小説、と題して、古本屋らしいブログを書こうと思っていたのですが、夕暮れ時に出会った先輩たちと安堂寺橋の酒屋で飲み始めてウイスキー1本...

古本屋の日記 2012年10月19日

夕日。

長い間声を聞かない、ひょっとしたらどっかで死んでしまったかなと思っていた小説女史から、美しいというよりも凄いと感じる夕暮れの光の画像がメールで届く。...

古本屋の日記 2012年10月18日

秋雨の自治区を、

タイトルは、なんかのパクリ。ーー。秋雨の中を傘さしながらチャリできこきこ走っていると、とんでもない事を話している自分の声が耳に入る。その声を聞いてヤ...

古本屋の日記 2012年10月17日

過ぎ行く日々。

昨日ーー珍しく朝から仕事をするも、市場で顔をあわせた天の声氏福の声氏竹の声氏と三時頃からふらふら喫茶店にビールを飲みに行き少し良い気持ちになって組合...

古本屋の日記 2012年10月16日

秋空の下、宇宙にわれ唯一人あり、と呟く。

……。 このように、社会の「ズルズルベッタリ」な拡がりに対抗しようとする主体的な思想は、その先駆をすでに明治末期の自然主義文学に持っていた。「宇宙に...

古本屋の日記 2012年10月13日

南森町に、素敵な絵本のお店がオープンいたしました。

ひと粒の ちいさな種が 芽を出しました。 少しだけ のぞいてみてください。 1本の木が いつか森になりますように。 キンダーブック 林林 世界中の...

南森町に、素敵な絵本のお店がオープンいたしました。
古本屋の日記 2012年10月12日

日常。

母を病院に連れてゆき、その後組合で荷物の整理。今日は素面で帰るつもりでしたが、気心の知れた先輩後輩とやっぱり一杯飲みに行く。催事がおわり、なんとなく...

古本屋の日記 2012年10月11日

天神さん終了。

天神さん終了。沢山のお買い上げ誠にありがとうございました。滅多にお客様と対面で商いをする機会がございませんが、やはり、商売の基本は人と人だということ...

古本屋の日記 2012年10月9日

天神さん4日目。

象々なりの商いに終始する、ということは、あまり、もひとつ、ということでしょうかね。今日は他にも色々用事が重なり疲れ気味。終了後、ファミリーで和やかに...

古本屋の日記 2012年10月8日

天神さん、三日目。

今日も、わたしは、生きる為の糧を天神さんで、ちょろりと、ちょろりと……、お買い上げいただきました全てのお客様に感謝いたします。まあ、感謝のわりにはお...

古本屋の日記 2012年10月7日

天神さんの、初日。

秋晴れ。千客万来。(戦後の)旅行案内好調。書道関係不調。ひさしぶりに、長いおつきあいのお客様がたと、顔付き合わせて、語る。楽し。店売りをやめてだいぶ...

古本屋の日記 2012年10月5日

百円の均一本をトラックに積み込む。

朝から、わたしが(俗世的に)存在するための巧みな身振りについて、その欺瞞について、ひどい叱責をうける。そのため、天神さんの準備に忙しい今日一日は秋晴...

古本屋の日記 2012年10月3日

あ、秋。

あ、秋。たしかそんな文章を昔どこかで読んだような気がする。朝、古本を段ボールに詰めて、チャリの後部座席に積む。空を見上げる。高く、青く、澄んでいる空...

古本屋の日記 2012年10月2日

狂人日記??

はっきりしない天気と、飲み過ぎによる体調不良のせいでありましょうか……。古本を売るという行為が、ひどく物悲しいことに思えてきて、今日耳に聞こえる物音...

古本屋の日記 2012年10月1日