象々の素敵な日記 古本屋の日記

古本屋の日記

よきものを食せ。

買い物するのも大変だし、エアコンのない台所で料理をするのは非常な苦痛を伴うので、夏の間ほぼ丸一月外食で過ごしていたのですが、どうも、やはり、体調が思...

古本屋の日記 2012年9月4日

市場を手伝う。

豊書会の記念市。ふわーっとした感じで市場にいると、途中から、手伝えとの事。喜んで、引き受ける。ビール三本とチーズで、ということでしたが、結局、おこず...

古本屋の日記 2012年9月3日

あかんような気がする。

ジャパンネットバンクに送った書類が記載ミスの為送り返されてくる。「萬巻」の校正刷りが届きチラリと内容を確認すると間違いがやたらと多いのであきれて放り...

古本屋の日記 2012年9月2日

玄の意味〜抱朴子より

玄は形ある万物によって「有」となり、静寂に身を託するときは「無」となる。下に沈めば幽冥界深くひそみ、上に浮けば北極星をもしのぐ。金石もその剛さには比...

古本屋の日記 2012年9月1日

牧歌的な異端審問についてのメモ。

父を病院に連れてゆく。 均質な光に満たされた病院の待合室は、読書にはうってつけの空間です。 ……。 青木健著 マニ教より   4世紀頃のゾロアスター...

古本屋の日記 2012年8月31日

おいてけぼり。

おそまきながら、西村賢太「苦役列車」を読む。テレビ等でちらりと見た事のある風貌、言動から想像していたのとは違う、非常に慎重でおとなしい、読みやすい文...

古本屋の日記 2012年8月30日

金曜クラブ。

今日はやや控えめな金曜クラブでした。エイト会長の発案で遅まきながらの納涼飲み会。皆で和やかに飲む。うい。一緒に飲んだ人の名を今日も石碑に刻みたいけど...

古本屋の日記 2012年8月29日

人の名を刻む。

金曜クラブの準備。その後和やかにキルソンで飲む。特別なにがあったと云う訳ではありませんが、今日はいつもより余計に楽しく飲めたような気がします。もっき...

古本屋の日記 2012年8月28日

別れても、好きな本。

優品の艶本の口に近年まれに見る気合いを入れて入札するもあえなく撃沈。数万円の差の中に3人。その中のべった。銅メダル。日本の柔道選手ではありませんが、...

古本屋の日記 2012年8月27日

帽子が帰って来て、人と話して、気分が良くなる。

朝から、うすぼんやりとした黒いもやもやが胸にどっかりと居座ってどうにもたまらない気持ち。非常に近い未来に対する不安感のせいか、生来の、どこから立ち昇...

古本屋の日記 2012年8月25日

春画を預かる。

面白き絵柄の小版の春画組物が山羊さんより送られて来たのでビール片手にお店をたずねたらさらに追加で小版折帖の艶本をお預かりする。楽し。さっそく家で資料...

古本屋の日記 2012年8月24日

まりさんの赤い服。

夏の光大きな瞳`こんまりさんがこの世を去る。わたしの手元に、随分前に寒いからと云って満月亭で借りた小さな赤い服が残る。

古本屋の日記 2012年8月23日

美しい書物。

マーニー・ハイイェーは、書記言語としてまったく使われていなかった中世ペルシャ語での初めての書物ーー「シャーブフル皇帝に捧げる二元論」ーーを著述するた...

古本屋の日記 2012年8月22日

暮らす。

相変わらず、恥の多い人生でございます。昨日は、酔ってもいないのに、市場でフルカワと一悶着。人の状況を少しも考慮せず自分のことばかり主張するのは、やは...

古本屋の日記 2012年8月21日

本を買い映画を観、焼き鳥を食う。

いつも調べごとでお世話になっている道具屋筋手前の某大型書店でお礼がてら本を一冊買う。ー青木健著・マニ教・講談社選書メチエー。「キリスト教・ゾロアスタ...

古本屋の日記 2012年8月19日

餃子のお店。

もともと(チェーン展開している)カレーの専門店やったお店がなんでか餃子の看板を高々と掲げたんで興味が湧いて入ってみるとそこではもう人生の盛りを過ぎた...

古本屋の日記 2012年8月18日

憐れみの視線に耐える。

耳ある者どもに甘露(不死)の門は開かれた。 (おのが)信仰を捨てよ。 梵天よ。人々を害するであろうかと思って、 わたしはいみじくも絶妙なる真理を人々...

古本屋の日記 2012年8月17日

読書。

連日の暑さと、連連日の二日酔いのせいで、長い間本を読んでいない気がします。どうも、紙に書かれた文字に集中できない。ついつい、楽な、ネット内の言語空間...

古本屋の日記 2012年8月16日

喪中につき

……。 どこまでも続くように思われたあの焼け跡が幻なのか、目の前のビルの群れや人の波が幻なのか、もうわたしには判断がつかないのです。国とともに滅び...

喪中につき
古本屋の日記 2012年8月15日

比較する。

玄さんの母のお墓参り。生前一度もお会いする事がなかったので、いつでもifで考えるのですが、もし生きておられたら、果たしてわたしのことをどのように思わ...

古本屋の日記 2012年8月14日