昨日ふらりと入ったうどん屋だか居酒屋だかどちらかわからないようなお店の湯豆腐は、わたしの知る限り最も安価でもっとも豪華なものでありました。また、世間では芋だの麦だの四の五のうるさいあの蒸留酒も、ただの一種類だけ「焼酎」とあり、なんか清々しいものを感じました。また、カウンターだけのお店の端っこで、ご飯どんぶり鉢山盛りとこれまたてんこ盛りのおでんを黙々と食べ続け、途中で出てきたみそ汁を飲み干したあとうどんを注文したわたしと同じ歳くらいのひょろひょろのおっさんの健啖ぶりを野球と一緒に観戦できたのも良かったかと思います。
さて。
本日はの福島区のギャラリーさんの在庫整理&模様替えの最終日でして、ずっと倉庫にしまわれていた版画や油絵４０点ほどを、あんたんとこでなんとかしてえなという軽いノリのご指名、日頃お世話になっている行きがかり、義理が重たい古物の世界、象々のノルマとして潔く引き取りに伺いました。整理し販売するのは大変ですが、これも何かの縁、知らない作家を憶えるきっかけにもなるかと思います。いつまでも、勉強、勉強。
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