象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

から、の途中で、

本棚は空である、から、かえって、いつまで眺めていても飽きる事がない。からっぽをずーっと辿ってゆくとやっぱり空の本棚を眺めている人に会うんだから、そのひとはもう随分と長い間からっぽを眺めているのだから、声もかけずまたずーっとからっぽを辿って長い長いからっぽの回廊を歩き続けてゆくのだから、

古本屋の日記 2011年9月10日