象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

虚無への、供物。

古本屋は、虚しいモノになにかを捧げつづける、とても宗教的な存在なのだと、朝、目覚めてから、市場の準備に向かう間……歯を磨きながら早く歯医者に行かないとなあと思いながら……そう考える。もごもごとなにかを唱え続ける歯抜けの、司祭。

 

昨夜は、生中一杯250円につられて新しく開店した中華料理屋へ。変わった味の餃子と不思議な味の四川ラーメン。生で、ぐいっと流し込む。これもなにかに捧げられたお供え物、ひとつの祈りなのだと思う。それを食っている僕は何なのか?

古本屋の日記 2011年8月23日