象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

今日の会話。

朝、組合の倉庫で悪戦苦闘していると買取の電話。

「ホームページ見て電話してんねんけど、老眼鏡も買い取ってくれんの?」

「老眼鏡??いえ、まあ絶対無理とは言いませんが、純金のフレームであるとか、よほどのものでないと無理かと思いますが」

「おたくのホームページに老眼鏡買うって書いてるよ」

「へっ?書いてないと思いますけど」

「いや、どっかに書いてるよ、ブログかなんかに。せやから電話してんねんやん」

「いや、書いてないと思いますけどねえ。老眼鏡とはどっかに書いてあるかもしれませんけど、買い取るとは書いてないと思いますよ」

「どっかで見たよ。買い取ってくれへんの?」

「ええ、まあ、普通の老眼鏡は、なかなか難しいかと思いますけど、すみません」

「老眼鏡、あかんの?」

「ええ、あきませんねぇ。普通のは」

「無理?」

「ええ、無理ですね。ほんまにすんません」

「普通のは?」

「ええ、普通のは」

古本屋の日記 2017年2月20日