象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

寒波?

寒い寒いとテレビは云うけれども、それはどこか遠い場所のことに違いない、と思う。

一日本を片付け、夜には「小鶴」というちょっと変わった味の芋焼酎を飲む。

 

今日の言葉。

「失礼ですが私と一しょにこうやって旅から旅へと歩きませんか、とても呑気なものです、家にいて倉だとか物置などとか二階などで苦しんで居るよりはいゞものですよ。そして又自由のきかない処へ行くよりは何のくらい呑気ですかわかりません」

 

17歳で発病した山田呵々子を放浪に誘う千願寺さん(僧侶姿のらい者)の言葉。

長野浩典著 放浪・廻遊民と日本の近代より

古本屋の日記 2017年1月12日