象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

今年最後の市場。忘れ物。

今年最後の市場。お客様に頼まれて片付けた本を試しに出品してみるもまったく値段にならず、今更ながら自分の査定の正しさを認識する。

 

ちょっとよいかと思った建築書に入札するも3番手の札。近頃、よくわかっているつもりの本に入札しても落ちません。ネットで調べることのできる値段が商売として通用するのかどうかわかりませんが、それを意識して売値をもっと高く想定しなければならないようです。反省。来年に向けて、心を入れ替えなければいけません。

 

なんか、不完全燃焼の、ちぐはぐな気持ちのまま年末を迎えてしまったようで心が落ち着きません。何か忘れているような不安。落ち着かぬままそのぼんやりとした不安感に心奪われているうちに本当に忘れ物をして日々多くの時間が失われて行きます。かばん、鍵、ケータイ、本、etc。身近なものが消えては探し出し、見つけてはまた消えて行きます。

 

そのうち、`わたし`を忘れてしまうに違いありません。ボケではなく、物理的に、置き忘れるに違いありません。`わたし`を忘れた`わたし`は、かばんや鍵やケータイを見つけるみたいにうまく`わたし`見つける事が出来るでしょうか?自信がありません。

 

 

 

 

 

 

古本屋の日記 2015年12月28日