象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

わたしのかいち。

古本屋だからといってなんでも売ってしまう訳ではありません。気に入って、ずっと手元に置いておくものもたまにはあります。亡くなられた先輩古本屋さんの整理のお手伝いなどをする時によく思うのは、後生大事に持っていても、いずれは自分の手から離れてしまう(あるいは自分の寿命がつきてモノがこの世にありつづける時間の長さについて行けない……)ということですが、やっぱりモノへの執着心を断つことはできません。まあ、それがこの商売の原動力でもわるわけなのですが……。いずれ死ぬ時は、きれいさっぱり空っぽの方がいいです。

 

 

小林かいち

小林かいちの木版絵封筒……。これも、気に入ってずっと手元に置いているものです。去年の災難も奇跡的に生き延びて今もわたしのそばにあります。数あるかいちの図案の中でも最高傑作の一つだと思うのですがどうでしょうか?

 

部屋の中で、憂鬱な気持ちを持て余して時などに、じっと見つめていつまでも飽きることがありません。

 

 

古本、版画などの買い取りは古書 象々にご相談ください。

詳しくは古本の買取についてをご覧ください。お電話・フリーダイヤル0120-313-002古本買取のお問い合わせフォームにてご相談承ります。大阪、京都、奈良〜近畿一円、全国出張査定/買取いたします。

 

古本屋の日記 2015年5月4日