象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

世界中の音をひろうラジオ。

真空管 ラジオ オーディオ

なんか、のほほんと、象々の窓際の、一番気持ちのいい日溜まりに憩っている大きなラジオでありますが、これも、勝手にわたしのもとへやって来たのではなく、やっぱりどこかで、欲にかられて買って来たものなのです。何でも、買うのは勝手ですが、どうやって売るのかを、考えたことはありません。買うのは象々、売るのも象々、そして、困るのも象々です。ちょっと、ネットで売るには大きすぎます。サイズは、まあ、面倒くさいので計りませんが、売れたとして、送るのが難儀。で、結局、収まりのいい窓際に放置となるわけです。ガラスの、文字盤のとこを見ますと、世界中の都市の名前があり、たぶん、ちゃんと火が入れば、その世界中の言葉や音楽が破れたスピーカーから飛び出してくるのでしょうが、残念ながら、こいつの息を吹き返させる技は、象々にはありません。よくは判らないのですが、そんな音が聞こえてきたら少しは愉快に過ごせるのではないかと、最近ではただそう思うだけで、最初の欲は、もう忘れてしまいました。
古本屋の日記 2011年7月10日