象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

わたしの古本市。

よい天気。四天王寺では賑やかに古本祭りが開催されているようですが、わたしは、横たわったまま、一人脳内古本市。あんなのやこんなのを売っている自分を想像しながらどことも知れない場所へ墜ちてゆくおちてゆく。そうだ、わたしの市場は夕暮れ、カラスがカアと鳴く頃からはじまって、人気ない真夜中二時頃に一番賑わうに違いない。中国の古い話にあるような鬼市、死んだものや生きなかったものやあの世でもこの世でもどこにも居場所を見つける事の出来ない非鬼や非魔物や非亡霊どもの市場となるでしょう。「ひとでなし、なんでもなしの古本市」。どんな本が売れるのか、半ば目覚めているのに目覚めに気づかぬ振りをして考えているのですが……、所詮わたしは人間ですので、つまらない本のことしか思いつきません。

 

 

人である事はつまらないと思うのどかな日。

 

古本屋の日記 2014年4月25日