象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

不明。

宙ぶらりんな状態を支える為に言葉があるのか、いやいや、どんなに言葉を尽くしても、その外側で、いつでも、黙ったままのわたしやあなたがいる事を忘れないでおこう。

 

交野山(こうのさん)を右手に見ながら、交高(かたこう)前の道路を長尾方面へーー夕暮れの田舎道ーーシルバー川柳を読みながらケラケラ笑っている母を隣に乗っけてーー

 

と、今を、今言葉で追いかけてみるーーオレンジ色の光の中でハンドルを握る人には、ワタシとハハがふわふわ浮いてどこかへ流れてゆくのが見える。

 

ああ、また、行方不明になるな……。

古本屋の日記 2012年9月25日