象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

鑿。

近頃、公私ともに、やけに用事が多くて、大好きな昼寝も、ままならない。寸暇を惜しんで、さまざまな物事に、対処してゆかなくてはとても間に合わない、と、焦る心をよそに、突然、全ての思考停止、先日買い取って来た沢山の鑿の、刃の部分に刻印されたさまざまな銘を解読しはじめる。こんなことしていてはいけない、と、思えば思うほど、とめられない、やめられない。挙句、一本二本と並べ始め、いつぞやモデルナ君のホームページで紹介されていたなんとか云うおっさん?の真似、みたく、三本四本、五本六本と、並べてみる。なんの、センスも、こだわりもなく、ただ、並べる。これは、なかなかに、良いのではないかと、買って来て少し後悔していたのだけれど、考えを、改める。

 

鑿。

 

むっちゃ忙しい、日々の、隙間で、鑿の形のいろいろなことを、知る。

どうだい、こんなにたくさんの鑿を持っている古本屋は、ぼくくらいのものだろう。

古本屋の日記 2012年9月24日