象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

アイデア 354 〜ほんとうに美しい本

アイデア
(昨日届いたアイデア354 日本オルタナ出版史 1923−1954 ほんとうに美しい本)

 

目の前にある美しい本はほんとうに美しい本ではない。美しい本に到る為に、試みに印刷された、不完全な書物。あるいはほんとうに美しい本の中の小さな染みのような一行、のための小さな図版。

 

 

完全な書物は言葉を必要としない。完全な書物はイメージを持たない。ただ白く、閉じられ、また全てと通底し開かれている。白さの中で響き合う、生まれてはまた消えるもの。

 

 

わたしが読むののはほんとうの本ではなく本の周りを衛星のように回りつづけるかりそめの本である。あるいは本の中に本を読む人として描かれている一人物、が読んでいる本の中に登場する一古本屋の本棚の中の……。

 

 

以下、無限に本についての戯れごとがつづく。

古本屋の日記 2012年8月10日