古本・版画・建築書・骨董の出張買取 古書 象々 > 象々の素敵な日記 > 古本屋の日記 > 不明。 不明。 宙ぶらりんな状態を支える為に言葉があるのか、いやいや、どんなに言葉を尽くしても、その外側で、いつでも、黙ったままのわたしやあなたがいる事を忘れないでおこう。 交野山(こうのさん)を右手に見ながら、交高(かたこう)前の道路を長尾方面へーー夕暮れの田舎道ーーシルバー川柳を読みながらケラケラ笑っている母を隣に乗っけてーー と、今を、今言葉で追いかけてみるーーオレンジ色の光の中でハンドルを握る人には、ワタシとハハがふわふわ浮いてどこかへ流れてゆくのが見える。 ああ、また、行方不明になるな……。 記事作成:古書 象々 (2012年9月25日 更新) 古本屋の日記 2012年9月25日 次の記事:鑿。 前の記事:江戸の文化、江戸の生活、江戸の風俗、江戸の芸術、に関する資料、古本の買取 象々の素敵な日記一覧 ー建築書・版画・古本の高価買取ー古本の出張買取について ー古本、版画、骨董は古書象々へー 古本の出張買取のご相談