象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

医者に行く。

ほんとうに、十何年かぶりくらいに、歯医者以外の医者にゆく。手足が痛いのと、あと、なんとなく、全身がギクシャクして、熱があるような、ないような、怠いような、怠くないような、年寄りの、女医さんに言葉で説明しても、うまく、伝わらない。病気でないとすると、はて、男にも、更年期障害はあるのか……?

お酒は?と問われれば、いっぱい飲みます、と答える。いっぱい飲みますか、ええ、飲みます。たばこは?たばこはもうやめました。検査は?……検査?いろいろ、あるでしょう、このごろ?……検査とかなんとか、いろいろ、受けたことはありません。

ベットに横たわって肝臓を触診。だいじょうぶ。腫れてない、ようです。腕をまくって採血。結果は来週のお楽しみということです。痛風のようで痛風でない、ようで、女医さんは、無表情。なんでもないとしたら、この節々の錆びたような痛みは、ただの老朽化ということですかね。

赤提灯が、冬の風に、揺れている。

古本屋の日記 2012年1月6日