象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

口論と御案内

連日、古書組合で市場の出品の準備。真面目に真面目に。

 

遠い彼岸からキコキコチャリンコ漕いでこちらの世界にやってくる古本じいさんと二日続けてどちらが阿呆か大声でののしり合う。業界の大先輩であるが、ここは、譲れない。昨日は本の積み方が雑だと云って、今日は象々の独り言が五月蝿いと云って、先に喧嘩をしかけてくるのはじいさんの方である。ボケだの生意気だの俺は命かけてこの商売やってるだの、身体をプルプル震わせ口から泡を吹いて攻撃してくる。このじいさんとは、数年前の年末大市以来の犬猿の仲である。遠慮なく、こっちも、罵らせてもらう。若輩のわたしにじゃかましいだのだまれ糞オヤジだの云われると向こうも余計に頭に血がのぼるらしくだんだん言葉が考えられなくなってただひたすら阿呆、ボケ、カス、を繰り返すのだからあきれてこちらも阿呆に阿呆云う奴が阿呆じゃボケ、カスとやり返し繰り返し阿呆ボケカス死ねとはさすがによう云わんけど延々に続きそうになったところでさすがに馬鹿馬鹿しくて吹き出してしまったので向こうもあほっかっと最後に云って吹き出してしばらくモゴモゴ云っていたけど今日のところはこれでおしまい。じいさんが元気ならまたきっと罵り合う事になるだろうね。阿呆め。

 

御案内

はずかしながら、もっと商売に貪欲になろうと自らを励まし、買取案内専用のブログを開設致しました。ほとんど定型の文言ですが、毎日「今日の一品」と題してわたしが気になるささやかなるもの&古本、などを紹介してゆきたいと考えております。商売気まるだしの象々に付き合うのは嫌だ、なんて云わずに、ぜひ一度、覗いてみて下さいね。

 

商売人象々への扉はこちらです。

古本屋の日記 2011年10月22日