象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

懇親会にて。

「いってきますと云ったっきり、そのまま帰ってこないねえ」

 

第83次元の世界にまで話は及びましたが、要するに、霊的だろうと霊的でなかろうと、位相がどうでんぐりがえろうと、今ここにいる事がとりあえず世界の全てであると、大人なら納得しましょう。と、いってしまえば生きる事はひたすら退屈なだけなので、宇宙の外側についてだけはやはり真剣に考えてみるべきかもしれません。ある境界から向こう側が宇宙の外側だとして、果たしてそこにも何かがあるのか?例えば霊的存在があるとして、はたしてそいつは、その境界を越えて存在する事が出来るのか?その白いのっぺりした世界で読書をし思索する人が、いるはずはないが仮にそのような想像が許されるとして、果たしてその人は何を読んでいるのか?そんなとこでまで本を読んでお前は面白いのか?まだなにもない場所なのに、その本にはほんとうに何かが書いてあるのか?

古本屋の日記 2011年10月9日