象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

目覚めて

酔って、なにかをすることの、恥ずかしさ。その、痕跡を、見なくてはいけないときの、辛さ。目覚める少し前から、もうすでに夢の中で感じはじめている、だから、目覚めない方がいい、知らないままの方がいい、もうあの自分とは決して目をあわせない、恥ずかしさで、1ミリだって身体を動かせなくなるから。

 

今日は古本屋の花舞台。業者間の市場の立つ日です。金曜クラブ。大量の古本を、振り手が威勢よくさばいてゆく姿を見ていただきたいのですが、残念ながら古書組合の会員でなければ、参加することは出来ません。酔いを振り払って、下働きに徹します。欲望とともに、古本は巡る。

古本屋の日記 2011年4月26日