象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

明け方に紙魚を見つける。

明け方。

枕元に積んである本の山の隙間に紙魚のくねくね泳いでいるのを見つけちり紙でつまんで悪いけれどもこの世からおさらばしてもらう。。

 

翌日も、その翌日も、ぼんやりと本の山を眺めていると必ずそこにくねくね泳いでいる紙魚を一匹見つけその度にちり紙でつまんでその存在を消してゆく。

 

紙魚は本が好きらしい。けれども紙魚は本を読まない。

私は紙魚ほど本が好きではないけれども、退屈しのぎに紙魚の読まない本を読む。

 

もう眠れず、明け方に一冊一冊手にとって、本のページを捲ってゆく。

 

 

 

古本屋の日記 2017年7月4日