象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

生きながら古本に葬られ。

ふと、ジャニス・ジョプリンの「生きながらブルースに葬られ」のことを思い出す。ほんで、谷町四丁目辺りの道々歩きながら「生きながら古本に葬られ」と言い換えてみて、ちょっとカッコつけ過ぎかと思うもまあ悪くはないかと。

 

売れない古本に埋もれて死んでしまう。きっと何度かそういう夢を見たに違いない。

 

信号を渡りながら考える。その急死(ヘロインのオーバードーズ?)によってジャニスに歌われなかった歌はどんなだったろうか。

……。

いすれにせよ、生きたまま古本に葬ってもらえるほど古本に全てを捧げている訳ではない、な。自分を阿呆だと思う。

古本屋の日記 2015年11月28日