象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

歯車

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立売堀ビルの前の道のを歩きながらふと芥川の「歯車」を思い出す。立ち止まって、自分の内と外に目をこらし、なにか不吉な、もう止めることの出来ない透明な歯車が回っていやしないか確認する。

 

夜。こまかな内容を忘れた「歯車」をネットの青空文庫で飛ばし読み。

「今年は家が火事になるかも知れないぜ。」

「そんな縁起の悪いこと。……それでも火事になったら大変ですね。保険は碌についていないし、……」

 

!!

 

古本屋の日記 2014年10月18日