象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

ユル・ブリンナーにあらず。

なにか鬱陶しさを感じて、それで、髭を、剃る。鏡も見ずに、ユル・ブリンナーみたいになるかなあと思って。

剃り終わって、頭も、顔も、つるんとしたのを手で確認、それから鏡の前にたって、見る、うーん、まあ、確かにユル・ブリンナーみたいと云えなくもないですが、それよりも、なによりも、なにかここら辺に、いや、この世の中に、いてはならない何者かが映っている、わたしを見返している。

古本屋の日記 2014年9月6日