象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

うろちょろ。

古典会で小遣い稼ぎ。

それをポケットに突っ込んで……、

夕方、暖かさに誘われ久しぶりに新世界。通天閣の時計と飛行機雲を眺めながらほんやりとお湯につかり、ええ気持ちになって銭湯を出て、さあどこ行こかとチャリの鍵をはずしていると隣のチャリにチョンとあたりそのまま将棋倒し、ちょうど風呂に来ておばチャリをとめていた、やたらと厳ついおっさんに当たって止まる。反射的にすんません、と云うも、おっさんの顔がぐぐっと強張り、さらに恐怖が反射してすんませんすんませんとチャリを立てながら謝り謝りするもおっさんめちゃ怖い顔のまま一切こちらを見ずさらにググッと体に力を入れて肩風切って銭湯の中へ入ってゆきました。なんや助かったような気もしますが、怖いんか怖ないんかはっきりして欲しい気もいたします。すんません。

それからいつものように山王の信号を渡り一杯、やるつもりが、お気に入りのカーステ(テープのね)で演歌を聴かせるお店が何故だかしまっている。仕方がないので戻ろうかと思いましたがわたしのルール上山王の信号の南側でしか飲まないということになっているのでそのままひょろろろろーと天下茶屋。阪堺線の踏切の音を聞きながら熱燗が飲める小さなお寿司屋さんに行くもなんと長い間ご愛顧いただき云々の張り紙。どうも、おっちゃんの握るお寿司は箸でつまむとボロっと崩れよるなあと思っていたら、やっぱり、体力の限界でしたか……。今日は、ついてませんな。あきらめて、そこらの無表情な寿司屋で軽く一杯。さっさと家に戻り、フィギュアスケートの男子FSを観戦。町田選手渾身の演技もわずか及ばず、オリンピックチャンピオンの羽生選手に僅差ながら逆転をゆるす。やっぱり羽にゅうにゅうの演技は華があるし、よっちゃん(家の人の意見ではマッチ…)ではかなわんか、と思うも、オリンピック、世界選手権のパフォーマンス(氷の外も含めて)を観てすっかりまっちーのファンになりました。表彰式やインタビューの間に、何度も満足そうに不思議そうに銀メダルを手に取って見ていたのが印象深かったです。

 

 

 

古本屋の日記 2014年3月28日