ほんまに寒い。すきま風の町家の住人はからだを縮めて暮らしております。
とはいうものの、何もしないという訳には行きませんし、震えながら郵便局へふらふらーと行って用事を済ましておりますと、ばったり、フルカワと出会います。ほんで、まあ、最近あんまり喋りませんがさむさむ云いながらまあ喫茶店でも。ほんでほんで、寒い中にさらにつろうて苦しいなんやかや、日々の暮らしと後ろ向きでありつつ厚かましい未来への展望などのお寒い話、喫茶店のママがサービスしてくれた２敗目のコーヒー飲みながら。
これは、いつも誰にも自分にもいう事ですが、
生きてる間は生きなしゃあない。さむいさむい云うて縮こまっても、寒い中すっぽんぽんで歩いて人に後ろ指さされても、おんなじ、死ぬまでの時間でありまする。