象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

3日前の自分へのメール。すすき。

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3日前……。

東横堀川沿いの公園で少しぼんやりとした時間を過ごす。高速道路と流れのない水の濁った緑、秋に色づく名前も知らない樹木。あと青空。車の音。そう書いてみてほとんどなにもうまく言葉に出来ていないことに気づく。失敗が公園に取り残される。失敗した言葉の断片が人の形をして公園におるね。あーあ、チャリに腰かけて足ぶらぶらする。錆びた金属製のオブジェを写真に撮る。それをメールで自分のパソコンに送る、そう書く、と書く、

(言葉としての現実からどんどん乖離してゆく、感じ。自分の外の物事が、遠い。本当はそうではないのにそのように語られた現実、を、無言の自分が離れた場所から眺めている。)

 

今日、夕方、病院から帰る途中の道の空き地にすすきが生い茂っている。

古本屋の日記 2014年11月27日