象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

灰色

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おばさんの話し声のとおり雨。

灰色。

 

組合の荷物を片付けないといけないのですがまた別の場所の片付けも急がねばならず、思案六法、いやいや、これは博打ではない、六で悩んでいる訳でははないし、また、もう一枚めくるべき札もない。ただ空間に片付けるべき荷物がある。

ちょっと作業して、ざぼる。倉庫の箱の中から出てきた講談社メチエの「レヴィナス 無起源からの思考(斎藤慶典)」を読む。

……しかし、そうしたものを含んだ一個の全体としてこの現実が成り立っていること自体は、すでにそのように「思われ」ている。「思われ」というと、すぐ私たちはそれを私たち各人の「心」の中のものと考えてしまうが、「思われ」が各人の心の中のものだということ自体も、実は一個の「思われ」なのだ。……。

 

うーん、伸び。なぜか前の朝ドラの主題歌を口ずさみ、ちょっと踊ってみる。

古本屋の日記 2014年11月29日