象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

父の日

老いた父を見て悲しんでいる、自分を悲しむ。もう、子供ではないのだ。四十を過ぎた今でも、大人になってしまった自分が、哀れでならない。温かな保護の中で安らかに眠る、あの夜はもうないのだーー夢のような物語と地続きの世界ーーこの雨が上がると夏が来る。あの永遠とも思われる時間は、いったい何所に逃れ去ってしまったのか?
古本屋の日記 2011年6月19日