象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

詰めモノ。

前回うまくいかなかった奥歯の詰め物を再度詰めなおすも、歯医者さんを出て20分後にまた、ポロリと外れる。雨が降っている。も一度眠ろうと思う。

 

 

今日の悪霊

「それは見識ですね。たしかに、だれもかれも卑劣漢だし、この世界ではちゃんとした人間は生きるのもいとわしい、となると……」

「ばか、ぼくだって、きさま同様、みんな同様、卑劣漢で、ちゃんとした人間じゃない。ちゃんとした人間なんぞとこにもいない」

「ようやく気がついたですね。キリーロフ君、どうしてこれまでわからなかったのかな。みんなどうせ同じことで、いいも悪いもない、賢い人間と愚かな人間がいるだけで、もしみなが卑劣漢なら(もっとも、くだらないことだけれど)、当然、卑劣漢でない人間などいるわけがないことがね」

シャーとフ殺害の罪を被せて自殺させようとするピョートルとキリーロフの会話。ー新潮文庫 江川卓訳。

古本屋の日記 2013年2月15日