象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

銀河鉄道の夜。レ・ミゼラブル。

玄さんがDVDやCDをお手軽に再生できるポータブルプレイヤーを買ったので前から欲しかった岸田今日子朗読のCDブック「銀河鉄道の夜」を買う。実は、我が家には、長らくCDプレイヤーというものがなかったんですね。その後、評判のミュージカル映画「レ・ミゼラブル」を観に行く。歌は、コゼットの母親が娼婦となって歌うところが胸を打ちます。登場人物としては、宿屋の娘、ジャンバルジャンを追う警部(歌が今一つという意見もあるようです……)が、いいと云うか、なんと云うか、わたしの心に引っかかる訳です。いずれにしても、生きる者は、傲慢であることからは逃れられないという風に、思うわけです。ただ生きているというそれだけですでに、傲慢です。大体は。

古本屋の日記 2013年1月6日