象々の素敵な日記 古本屋の日記

象々の素敵な日記

とんとん。

お客様に買取金額を支払う、その、お金がわたしの手を離れてゆくほんの一瞬間に、だいたい、それが儲かるかどうかわかるのです。(お金を)手放して、(そのモノを)手に入れた途端に冷たい汗をかけば、ダメ。なんとなく浮き浮きすれば、よし。今日は、どちらでもない。ただ、お客様がいいように、力を貸す。そのような時も、古物屋には、必要です。目つきが、悪くならないように。

古本屋の日記 2012年9月27日